ジビエを好きになったきっかけは、ワーキングホリデーで1年滞在したニュージーランド。初めて鹿肉を鉄板焼きでいただいたのですが、とろけるような柔らかさなどは無いけれど、なんて味が深くて旨味があるんだ!と虜になりました。
それ以来、鹿を見て「美味しそう」という感想が出てくるようになってしまいました。
『焼ジビエ 罠』は、年に1度のペースでお邪魔しています。今までは神田店だったのですが、今回は神田鍛治町店に行ってきました。
鹿・猪・雉…どれのどこの部位が食べられるかは運次第?!
ジビエは以前から「滋養強壮でも、低カロリー、しかも美味しい」とファンがいましたが、ここ最近では分野としてすっかり定着した感がありますね。お店も大分増えました。野生の動物の肉なので、クセがあるとか臭みがあるとか敬遠する方もいらっしゃいますが、臭みがあるのは捕獲後の処理がまずかったとか理由があるはず。ちょっとしたクセは、それ故にお酒に合ったりもします。
好きなものを食べたい…と思っても、その時々で有る無し・味が違うのもジビエの楽しみかもしれません。当日はこんな感じでした。
残念だったのは、希少肉にウサギや鴨がないこと…とカウンターで友人に話したら、お店の方に「今日はヒグマがありますよ!とても美味しいので、騙されたと思って食べてみてください!」と。
熊は一度だけ食べたことありますが、想像以上に堅くて…、…という固定概念は、初心に返って忘れようと決意。
迷ったら基本ジビエが抑えられる『やきやきセット』から
「色々食べるなら『やきやきセット』がおススメです。」と教えていただいたのは、全6品で税抜2,000円のセット。(他の店舗は微妙に安かったような…)
- 煮込
- 罠サラダ
- つくね
- 天然鹿セット
- 天然猪(いのしし)セット
- 雉(きじ)二種
『煮込』…はジビエでなく牛肉ですが、とっろとろで油断して冷ましてしまうとすぐに脂が固まるほど!温かいうちにビールといただきます。
『罠サラダ』はパクチーと細いネギ(ワケギ…よりしょっぱくて味が濃い)だけのサラダ。パクチーよりも個性を発揮するネギの辛味が、口直しに良い感じです。不思議なほど、パクチーらしさが無い(笑)
『つくね』は想像していたよりもピリ辛。鹿と猪の合い挽きとのことですが、ジビエらしい深くて濃い味わいに辛さが合います。身は堅めです。しっかりと言うか。
さて、七輪を投入して「やき」です。鹿から。
カウンターのお兄さんに焼き方を教わって自分で焼きます。ジビエの大事なところは焼きすぎないことだと私は思っていますが(そしてそれは間違いないのですが)、お喋りしている私たちの箸が止まっているのに見かねてか、カウンターから菜箸を出しつつ「そろそろ」「もういいよ」と指示してくれました。ありがたい。
焼き具合の丁度よいジビエは本当に美味しい!ジビエを「堅い」と言うかたもいますが、歯ごたえがあるのが良いのです!しっかり噛むと味がじゅわ~っと出てきます。日本酒も合うんですが、やはり赤ワインでいただきたい!ハーフボトル(税抜1,200円)を頼むと、一升瓶ワインをボトルに注いでくれます。お店の人はこぼさずきれいにボトルに入れてくれたのに、グラスに注ぐ私が大分こぼしました…ごめんなさい、カウンターが染まってしまった。
続いて、猪と雉。猪はロースとモモだったと思います。鹿に比べると歯ごたえもあり野性味に溢れていますが、クセがあるというほどではないですね。以前、煮込んだ猪を海外で食べたときは「猪って堅いし美味しくない!」って思ったのですが、誤解は『焼ジビエ 罠』が解いてくれました。
雉は一番柔らかいです。さすが鳥(?!)。どのお肉も二種類×二切れずつなので、お試しには丁度いいですね。まだまだ食べられます。どこの部位を食べたか…最初は覚えていたのですが、忘れてしまいました。次からはメモしよう…。
セットでは足りない?!是非いただきたい『しうまい』と希少肉
一通り楽しみましたが、『焼ジビエ 罠』で「やき」以外で必ずでオーダーするものがあります。それは『しうまい』です。イノシシ肉100%なので、歯ごたえもあり濃いです。「お醤油をちょっと垂らしてどうぞ」と言うことでしたが、無くてもいいぐらい。
もう一つのお目当てに『鹿肉のユッケ』があるのですが、この日は残念ながら品切れとのこと。代わりに『鯨のユッケ』にしました。卵を絡めて食べるのはほかのユッケと同じですが、クジラなので甘みも脂もたっぷりです。
そして、最初におススメされた『ヒグマ』もいただきます!想像していたよりも柔らかです。物の本によると熊は食べているもので肉の味が変わるそうなので、このちょっとさっぱりした味は、サケばかり食べていたのかも?(熊だけに…)。なんでもヒグマよりもツキノワグマのほうが美味しいそうですよ!(いつか食べたい)
その時ある肉の種類・部位共に店舗によって違うそうなので、どうしても食べたいものがあれば当日に電話で確認してみてもいいですね。
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焼ジビエ 罠 神田鍛冶町店(やきじびえ わな)の私的評価
- おひとりさま度
- ★★★★★実際にされている女性がいました!一人焼肉デビューにも(笑)
- カウンターの居心地
- ★★★★☆お店の方に焼き方を教えてもらいつつ、舌鼓
- 料理
- ★★★★☆ひとりで行っても量も適当だし、ジビエ、最高!
- 飲み物
- ★★★☆☆あまり種類はありませんが、色々あります
- リピーター度
- ★★★★★何故か冬しか行きませんが
焼ジビエ 罠 神田鍛冶町店(やきじびえ わな)の情報
- 公式サイト
- 罠 鍛冶町
- ネット予約
-
ぐるなびでカンタン予約
- 昼飲み
- 不可
- カウンター
- 16席/全30席
- ライティング
- ちょっと暗い
- チャージ/御通し
- 300円(税抜)
- 禁煙/喫煙
- 喫煙可
- 住所
- 〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-7-1 纏ビル1F
東京都千代田区鍛冶町1-7-1 纏ビル1Fこちらの情報は記事作成/更新時点のものです。休日・営業時間・その他、公式サイトで確認をしてからお出かけください