静岡県｜漁港と温泉と共に。West Coast Brewing（ウェストコースト ブルーイング）用宗タップルーム@用宗

遠路はるばる、静岡県までクラフトビールを飲みに行ってきました。

『West Coast Brewing』（ウェストコースト ブルーイング）の『用宗（もちむね）タップルーム』は、用宗漁港の温泉施設と同じ敷地内にある、立地的にも大変興味深い醸造所＆タップルームです。

用宗駅から徒歩10分。入口目指してずんずん歩く

東海道本線の用宗駅からは徒歩で10分ほどだという事で、天気が良く空気が美味しいのも手伝って、元気に歩いて向かいました。交差点を右に折れると左手に港は見えたものの、それらしき建物はなかなか見えない…で、直進し続けたら黒い壁が続く、続く…。突き当りにやっと入り口がありました。

用宗駅から歩いてくると、建物は見えてもなかなか入り口は見えず…用宗みなと温泉と同じ建物と知っていればもう少し早く見つけたかも。

ロゴがアメリカンな雰囲気を盛り上げる、黒くてカッコよいエクステリアです。

開放的なエントランス（そもそも扉が無かった。上にタンバー（蛇腹のスクロール式の扉）のような感じで上がっている）の中も黒が目立つ内装でした。でも、日差しが入っているせいか冷たい感じはしません。

片方の壁面に大きく描かれたロゴもお洒落です。

店内から外を見ると、外飲みできるように階段状に花壇が設置されているのがわかります。外飲みも良いけれど…冬の日差しは意外に強いです。

南向きの入口から光が入ります。この日は冬の割にあたたかい日だったので、上着を脱いでも問題なし。

タップルームの奥には銀のタンクが並びます。この日は複数の海外の方が忙しそうに動いていました。

飲み干しちゃった？当日のオリジナルビールは10タップ

友人の事前調査によると、『ウェストコーストブルーイング・用宗タップルーム』のタップ数は通常は15ほどあるのですが、なんでも年末年始で打ち抜きが続いたとかでこの日は10タップのみ。

大きなスクリーンが二つも備えられたカウンター＆タップスペース。私が毎度枯らしてしまって育成を諦めたエアプランツも元気です。

5タップずつ、グラスサイズ（750～900円税込）で頂くことにしました（パイントは1,000～1,300円税込、スモールサイズは400～450円税込）。

最初の5種類！最後の1つ以外はちょっと油断すると、どれがどれだか判別がしにくい（笑）

• NO CLOUDS. NO PROBLEM [West Coast Brewing] ITALIAN PILSNER 5.0%
• HOP & ESCAPE [West Coast Brewing] HOPPY PILSNER 5.0%
• HOP WAVE [West Coast Brewing] WEST COAST IIPA 8.0%
• STARWATCHER [West Coast Brewing] IPA 6.5%
• WHITE WIZARD [West Coast Brewing] WHITE ALE 5.0%

色は似ているのですが、いずれも異なる趣と味わいがあります。一番どれが好きかを聞かれたら困るぐらい（笑）強いて言えば「NO CLOUDS. NO PROBLEM ITALIAN PLS」でしょうか。適度な苦みと甘みが私好み。

『ウェストコーストブルーイング』の経営者の方は静岡県内にクラフトビアバー（12-TWELVE）を展開するアメリカの方ですが、醸造長には20年以上の経験（博石館・いわて蔵ビール・アウトサイダーブルーイングで醸造）を持つ日本の方が就いています。そのほか、フランスとアメリカのクラフトビアマンとで醸造しているということで、安定感があるのにカラフル（個性的で美しい）という、クラフトビールの楽しさを思う存分に味わえる出来栄えに納得です。

残りの5タップもグラスサイズで。こちらはまた、並べ応えがある！

• NOW YOU SEE ME DDH VER. [West Coast Brewing] HAZY IPA 7.0%
• THE PRODIGY [West Coast Brewing] JUICY IPA 6.5%
• OCEAN RIDE [West Coast Brewing] EXTRA SPECIAL BITTER 5.0%
• PERFECT FEED[West Coast Brewing] AMBER IPA 6.0%
• WINTER WARMER [West Coast Brewing] SPECIAL IMPERIAL PORTER 7.5%

ヘイジーは最近のマイブームなんですが、2つあるうちで気に入ったのは「THE PRODIGY」という『天才』という名のIPA。ヘイジーらしいちょっとくぐもった感じに、南国フルーツのパインやマンゴーの風味が合います。説明を読んだ時は「甘いかな？」って思ったけれど、そうでもなく爽やか。

どれも美味しくて、本当に飲んでいて楽しかったのでした（そして一つ一つの詳細を忘れる…）

並べたビールを一緒に撮影するスタッフのおねえさん。なんか可愛いのです。

カウンターの中からの角度が良いよ！と、私たちも撮影させてもらいました。

フードは用宗みなと温泉でオーダー。持ち込みもOK

さて、伺ったのはランチタイムより少し早い時間帯ですが、当然お腹には色々入れたい。「持ち込みもOKらしい」と聞いていたのですが、遠出の醍醐味は地産地消。ということで、お隣の『用宗みなと温泉』で購入して持ち込めるとのことで、そちらを選びました。

イマイチ、ネットの情報だと確信できなかったのですが（公式サイトに無かったから）、持ち込み大歓迎とのこと。

建物の中がつながっていることに気づかず、外を回って『用宗みなと温泉』へ。靴を脱いでフロアに上がると、こちらからもタンクが見えます。素晴らしい！！

マッサージチェアに座って、タンク眺めたい…。

奥にある券売機で発券し、カウンターで渡すときに「タップルームで」と伝えると運んでくれます。こちらの券売機には、一般的なメーカービールがありました。

選んだのは、1,000円（税込）のおつまみセット、AとBです。

セルフサービスのAOSAGI食堂ですが、器がちゃんとしていて嬉しい！

『おつまみセットA』はタコ焼き、フライドポテト、コロコロチキン。特にコロコロチキンがジューシーで美味しかった！

用宗港で採れたのかな？セットBには魚介が。

『おつまみセットB』は枝豆、甘えびの唐揚げ、白＆黒はんぺんフライです。静岡って言うと黒いはんぺんはよく見かけますが、白と黒のセットは初めてかも。白も私がいつも食べるのとはちょっと違って、硬めでしっかりな感じ。揚げてあるのでビールによく合います。

実はプレッツレルは食べ放題！1杯だけ軽く飲みたいときは、嬉しいね～。

環境も良ければ、クラフトビールも最高！

多種多様な美味しいクラフトビールを10種類もいただいて、楽しく飲ませて頂いて、本当に良い時間でした。

天気が良ければ港の向こうに富士山が見えたりもして、テンションがあがります。今回は時間の都合で温泉には入らなかったけれど、いつか「温泉＋クラフトビール」を楽しんでみたい！

クラフトビールを缶に詰めるための機械もありました。残念ながら動いているところは見られなかったけれど。

こちらがWest Coast Brewingのキャラクター氏。名前はあるんだろうか。

空気が美味しいと、クラフトビールも進んじゃいます。