コロナ禍での夏休み、いつもの「年に1回の海外旅行で命の洗濯」ができずに打ちひしがれている私を救ってくれたのは、酷暑の京都でした。暑さに弱いので「真夏の盆地には絶対に行くまい!」と思ってはいたものの…<-->
酷暑の京都で思いがけず山を歩き、一瞬「遭難するんじゃない?」なんて出来事の後で目指したのは、大好きな京都醸造(KYOTO BREWING CO.)のタップルーム。前回京都を訪問した際は、場所も半端だったのであきらめたのですが、今回は一人旅&ゆったり予定を組んで「絶対に行くぞ!」と息巻いておりました。
しかし、思ったより京都のバス路線は手ごわく(前回と比べると驚くほど空いてはいるのですが)、山歩きの後に再度歩くことになり…京都醸造(KYOTO BREWING CO.)タップルームに辿り着いたときは本当に、「オアシスに辿り着いた砂漠の旅人」な気持ちでした。
京都醸造への行き方
スマートフォンをアテにしながら鞍馬山から京都醸造に向かいました。もちろん、Google Map 先生の言うとおりにバスを乗り継いで行けば問題ないのですが、体調に合わせてルートを選ばないと複数回のバスの乗り換えや徒歩を強いられる可能性があります。
そこで、3つの行き方で検索をして、一番タイミングが合うものを利用することをおススメします(私はチョイスを間違えたのですが)。
バスを乗り継ぎなるべく歩かないなら
京都醸造(KYOTO BREWING CO.)タップルームの最寄りのバス停は『市民防災センター前』で、ここからなら歩いて5分かからず辿り着くことができます。
京都駅から市バス[16][19][42](この時点での乗り場はC4)で10分程度なのですが、[16]は1時間に2本程度、[19][42]に至っては1時間に1本というレア路線。でも、合計すれば1時間に4本はあるので、私がこれに巡り合わなかったのはタイミングが悪いとしか思えない…。
バス路線が多く通っている東寺を目指す
京都醸造(KYOTO BREWING CO.)タップルームは『東寺南門』(バス停)からなら徒歩9分です。東寺というと東側に『東寺東門前町』というバス停もあるのですが、こちらからだと徒歩14分になります。
気温が低ければ15分ぐらいなんてことないのですが、体温に近いお湯の中を歩いているような空気の中、この前に途中下車で目指したクラフトビールには振られていた(その日に限ってオープンが遅かった…)自分にとっては、かなり長く感じる道のりでした。
オアシス(京都醸造)は住宅地の中にある
バスを降りて炎天下をとぼとぼと歩いていると道は住宅地へ。人が住んでいるのかな?と思うような古い下宿のような建物や、違和感なく存在するオフィスのような建物、普通の家…キョロキョロしながら歩いていると見えてきましたよ、何度も写真でお見かけした建物が。
まだオープン時間を10分しか過ぎていなかったので、屋外のテント(立ち飲み席)にもビールケースを利用したテーブル席にも人はいませんでした。
入口に近づいていくと中からスタッフさんが出てこられて、「今、お一人中にいらっしゃるので、こちらでお待ちください。」と。Facebookで確認済みだったのですが、コロナ対策で店内に入るのは1回に一組だけだということで、前のお客さまが出てこられるまで閉じた扉の外でメニューを見ながら待ちます。
コロナ対策も万全。骨太さを感じるマイクロブルワリー
扉が開き、先にいらっしゃっていた方が外に出てきたのを見届けて、ついに京都醸造タップルームへイン!大好きなマイクロブルワリーだけあって、待っている間もドキドキしていたので、中に入ったときは感動すら感じました(笑・喉が渇きすぎていたせいもある)。
この日のタップは全部で5種類です。
- 一期一会 [京都醸造] SAISON 6%
- 夏の気まぐれ [京都醸造] SESSION IPA 4.5%
- 側車の相棒 [京都醸造] FRUITS SAISON 7.5%
- 春夏秋冬 -春- [京都醸造] SAISON 6%
- Black is Beautiful [京都醸造] IMPERIAL STOUT 5%
感染予防対策でプラカップというところが少し味気がないですが、とにかく冷たくてスッキリしたにがにがをがぶがぶ飲みたかったので選びました。
フードは持ち込みOKなのですが特に何も持っていかなかったので、クラフトビールをゆっくり頂きつつ空を眺めたり、風景を見たり。
二杯目は「これ、何て読むの?」とカウンターの前でフリーズしてしまった『側車の相棒』。「サイドカー」ってカナがふってあったのですが、小さくて読めず(笑)。
こちらは少し小さめのプラカップ(300ml)でしたが、アルコール度数が高くて濃厚な旨味が美味しい柑橘系セッションIPAです。
本当は全種類飲みたかったのですが、辺りが暗くなってきたのと疲れすぎてかなり眠くなってきたので、無事に宿に帰れる間にホテルに向かおうと立ち上がりました。
京都醸造ではボトル販売もしていて、賞味期限が近いものはかなり格安で販売しています。そこから2種類ホテルで呑む用を購入して、1時間かけてホテルまで戻りました(バスの接続がかなり悪い&乗り換えが面倒で遠いバス停まで歩いたため想像以上に時間がかかった…)。
真夏の京都醸造はとても美味しかったです。次は世間が落ち着いてからまた飲みに来たいな。実はスマートフォンのバッテリーがほぼ無くて、充電していただいたおかげでホテルに帰れたのでした。ありがとうございました!
京都醸造(KYOTO BREWING CO.)タップルームの私的評価
- おひとりさま度
- ★★★★★変則的な営業ですが、だからこそ一人がおススメ
- カウンターの居心地
- ★★★★☆現在屋内での飲食はありません
- ビールの種類
- ★☆☆☆☆オリジナルビールが5タップ+ボトルビール沢山!
- お料理
- ★★★★☆現在は無し。持ち込み可
- Fish&Chips
- ☆☆☆☆☆
- リピーター度
- ★★★☆☆コロナ禍の営業体制でなくなったら行きたいなぁ
京都醸造(KYOTO BREWING CO.)タップルームの情報
- 公式サイト
- 京都醸造(KYOTO BREWING CO.)
- ネット予約
- (予約不可)
- タップ数
- 5タップ
- 本日のビール
- Facebookでチェック(新開栓情報など)
- ハッピーアワー
- 無し
- ひるビ(昼飲み)
- 可(土日のみ12時から)
- 晩酌セット
- 無し
- テイスティングセット
- 無し
- グラウラー対応
- 有り(専用グロウラーでの対応のみ)
- カウンター
- 屋外のテント(立ち飲み)+4人席×2のみ
- 電源(コンセント)
- 無し
- ライティング
- (飲食は屋外)
- チャージ/御通し
- 無し
- 禁煙/喫煙
- 禁煙
- 住所
- 〒601-8446 京都府京都市南区西九条高畠町25-1
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