カラスミは食べたことがあると思うのですが、『日本三大珍味』と呼ばれる割にイマイチ味の記憶が無く…もちろん、作ったことも無かったので「では、作ってみよう!」と(笑)。
カラスミとは『唐墨』なり
農林水産省が認めている『日本三大珍味』とは『ウニ・カラスミ・このわた』のことですが、とは言え、農林水産省は認めているだけで公式にそのように定められているわけではなく、人に聞くと若干違っていたりします(家族に質問してみたら、『フカヒレ、カラスミ、クチコ』という答えでした)。
一般にはボラ(などの魚)の卵巣を塩漬けにして天日干しで乾燥させたものをいい、その形状から中国伝来の炭『唐墨』(唐時代に来た墨)に似ているということで『カラスミ』となったそうですが…似てますかね?(笑)
学生の時日本の墨『和墨』と中国の墨の違いなどを少し学習したことがあるのですが、「からすみ」ではなく「とうぼく」と呼んでいたため、連想したことは無かったなぁ…など思いつつ(笑)
ボラの卵巣(ボラ子)の場合、産地による違いはありますがだいたい10月中旬から11月にかけて旬を迎えます。今回、『幕張ブルワリー』(MAKUHARI BREWERY)で用意していただいたボラ子は大阪湾産で、私が持ち帰り用に選んだものは256gで3,204円(税込)でした。
ネット販売のカラスミの値段は、70g前後で税込2,500円程度なのでかなりお得…かな?!
『ビールを飲みながら』楽しむワークショップは、イイね!
まずは、2,000円(税込)の受講料に含まれているクラフトビール1杯(Sサイズ)を選びます。前回『幕張ブルワリー』(MAKUHARI BREWERY)にお邪魔したときは、最初の1種類が出来上がった時だったのですが、今回は4つつながっていたので、2種類あるIPAの中から『IPA #2』を選びました。スッキリ感と強い苦みが絶妙のバランスの王道IPAです。これは美味しい!
講師は『幕張ブルワリー』(MAKUHARI BREWERY)の醸造長である大塚さん(写真 お誕生日席)。ソムリエールであり、ヨガインストラクターでもある大塚さんですが、昔から食べることとそれらを手作りすることが大好き!ということで、『幕張ブルワリー』(MAKUHARI BREWERY)ではお味噌なんかも作っていたりします(そしてもちろん、今後カラスミメニューがお目見えすることが期待されます!!)
『カラスミ』を作るきっかけになったのは、某所の立ち食い蕎麦屋で食した「カラスミ蕎麦」だったとか。こちらもいつか行かないとですね!
カラスミを作ることは、お酒を知ることなり(?!)
まずはカラスミの説明と作り方を流れに沿って説明いただきます。興味深かったのは『塩抜きするときに、どのお酒に漬けるかで風味が変わる』なのですが、元酒造メーカーにお勤めなだけあって(そして食べるのが好きなだけあって)、色々試してみられた上でのオススメや味の違いなどを教えていただき、それぞれのお酒も試飲させていただきました。
実演&体験は「ボラ子の血抜き」。安全ピンを炎であぶり殺菌して、血管に針を刺して、しごいて血を抜いていきます。
この時、水と料理清酒を1:1で合わせたものにボラ子を泳がせているのですが、この時の説明で料理酒の中には混ぜ物が多く、塩分がとても高いものがあるということを初めて知りました。飲んでみたら、塩水そのものでちょっとびっくり!
これ以降の作業は時間がかかるので、教えていただいた通りに自宅で作業したいと思います。
講座の復習。カラスミを自宅で作ろう!
さて、自宅に戻って早速カラスミ作りです。量は少ないのでそんなに時間はかからないハズ。まずは、水と(料理清酒が無かったので)安い日本酒を割って容器に入れ、ボラ子を沈めます。
安全ピンを取り出して、血管に沿ってチクチクと何か所か刺し、その後また血管に沿ってシュッとしごく…を繰り返します。もともと血合いの少ないものを選んでいたので10分ぐらいでだいたいきれいになったのですが、やりだすと細かい血管も気になり、結構没頭してしまう作業です。15分作業したらかなり血管が見えなくなりました。
きれいな溶液に変えたほうが良いのかとか、冷蔵庫に入れるのかとかちょっと迷いましたが、結局そのままの状態で蓋をして冷蔵庫に入れました。
このまま24時間経てば血抜き作業は完了です!
が!その後、塩漬けにして1日から3日間、塩抜きに丸1日、天日干しは最低10日…ということで最低でもトータル13日かかります。完成は遠いいですね。『カラスミ』が高価なのはボラ子の値段もありますが、この手間の多さ(手間賃)もありましょう…続く。
【まとめ】海浜幕張駅からのアクセス – 幕張ブルワリー(makuhari brewery)@千葉市美浜区
MAKUHARI BREWERY(幕張ブルワリー)の私的評価
- おひとりさま度
- ★★★★★落ち着いて、のんびり飲めます
- カウンターの居心地
- ★★★★★カウンター広くて奥行きもたっぷり
- ビールの種類
- ★★☆☆☆オリジナルビールがもっと増えるといいですね!
- お料理
- ★★★☆☆この日はランチメニューが長い時間楽しめました
- Fish&Chips
- ☆☆☆☆☆
- リピーター度
- ★★★★☆少し駅から遠いいのが難点ですが…
MAKUHARI BREWERY(幕張ブルワリー)の情報
- 公式サイト
- 幕張ブルワリー(Facebook)
- ネット予約
- 食べログからカンタンネット予約!
- タップ数
- 6~9タップ
- 本日のビール
- Facebookで確認!
- ハッピーアワー
- 無し
- ひるビ(昼のみ)
- 可(平日は11時半~14時LO、土日は11時から(14時~18時はライトメニュー)
- 晩酌セット
- 無し
- テイスティングセット
- 無し
- カウンター
- 9席/全27席
- 電源(コンセント)
- 無し
- ライティング
- 明るいです(カウンターは若干暗め)
- チャージ/御通し
- 無し
- 禁煙/喫煙
- 店内禁煙
- 住所
- 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-21 MAKUHARI NEIGHBOHOOD POD
★幕張ブルワリーまでのアクセスをこちらにまとめました
こちらの情報は記事作成/更新時点のものです。休日・営業時間・その他、公式サイトで確認をしてからお出かけください
- 幕張ブルワリー(MAKUHARI BREWERY)ゆったりと昼飲みを楽しむ。至福のランチとクラフトビール@千葉, 海浜幕張
- 幕張ブルワリー(MAKUHARI BREWERY)その2:ついに正式オープン!海浜幕張にできた新しい街のクラフトビール ブルーパブ@千葉, 海浜幕張
- 幕張ブルワリー(MAKUHARI BREWERY)その3:昼飲みもいいけど、家族でディナー飲みも!クラフトビールとワインで子どもも一緒の食事会@千葉, 海浜幕張
- 幕張ブルワリー(MAKUHARI BREWERY)その4:お散歩がてら、ランチとクラフトビールを楽しもう!(飲めない人も)
- 【海浜幕張からの歩き方つき】幕張ブルワリー(MAKUHARI BREWERY)その5:タンク眺めながらランチ、それともヨガ?!@千葉, 海浜幕張
- 【まとめ】海浜幕張駅からのアクセス – 幕張ブルワリー(makuhari brewery)@千葉市美浜区
- 幕張ブルワリー(MAKUHARI BREWERY)その6:最初の一杯はペールエール!ついに自家醸造ビールがお目見え@千葉, 海浜幕張