千葉県｜MATSURI BREWING 祭醸造所 @浦安市

涼しい地下鉄にゆられて到着したのは浦安駅。京葉線が開通する前はディズニーランドに行くために何度か利用した事のある駅です。

浦安駅の北口から徒歩3分（暑すぎてもっと長く感じたけれど）ほど真っすぐに進んだところにある『MATSURI BREWING（祭醸造）』は、モダンなロゴマークが目を引く、モダンな雰囲気のマイクロブルワリーです。

「ハレ」と「ケ」… MATSURI BREWING（祭醸造）のコンセプト

『MATSURI BREWING（祭醸造）』がオープンしたのは2021年6月とのこと。新型コロナウイルス真っ盛りだったため、比較的来訪しやすい場所ながらなかなか訪問する機会がありませんでした。

MATSURI BREWING（祭醸造）の店舗はガラス張りで席が空いているかがわかりやすくてイイ

前述した通り、浦安駅は使う機会はあったものの向かうのはいつも南口…ですので、「浦安三社例大祭」なんていう神輿も出るお祭り（6月中旬頃）や、近くの行徳で神輿の製造･修復が盛んであることは当然知らず。

そういった土地柄、『ハレ』（晴れ、霽れ＝儀礼や祭などの「非日常」）を楽しみ『ケ』（褻＝日常）の活力となるクラフトビールを目指しているとのこと（公式サイト情報）。

モダンな店内と透明感あふれる美しいクラフトビール

『MATSURI BREWING（祭醸造）』の店内に入ってまず驚くのが、色々と飾ってあるのにすっきりと見える色遣いと、モダンな店内のインテリアの美しさ。

色の置き方とか、祭なのにモダンでカッコイイ

お祭りに関係あるものを置いたら、ものすごく賑やかになってしまいそうなのに、色を意識してピンナップした壁の手ぬぐい黒いテーブル、ゴムの木やフィカス・アルティシマなどのグリーンが素敵です。

MATSURI BREWING／祭醸造のモダンな窓際席とカウンター

カウンター席も素敵ですが、その奥にある黒鳶色の格子帯戸（でいいのかな？）に少しだけ隠されたシルバーの9つのタップが、美味なるクラフトビールをさらに期待させます。

タップの上にあるロゴマークは鋳物か何かでしょうか？立体に浮かびあがる姿が店主のこだわりを感じさせます。

MATSURI BREWING／祭醸造のロゴマークもタップも素敵

MATSURI BREWING／祭醸造の立体感あるロゴマークが頭上に鎮座しております

MATSURI BREWING／祭醸造のシックなカウンター。一人飲みも楽しそう

窓際のテーブル席に場所をとり、キャッシュオンでまずはオリジナルクラフトビールを5種類オーダーします。

飲む前に儀式のように写真撮影…クラフトビールを撮るときはクリエイティブディレクターがいるんですよ

無事撮影を終え、おつまみもオーダーして早速いただきます！

サイズはRegular（8oz 770円）、Large（1,050円）とプラカップ（950円）の3種類。ロゴ入りのグラスで更にテンションが上がります。

美しい～…MATSURI BREWING／祭醸造のオリジナルクラフトビール

建物が東向きなので、光量も丁度良くて、並べてみると透明感が際立ちますね！

• 祝祭 – char [INDIAN PALE ALE] 6.0%
• 三周祭 [Juicy IPA] 6.5%
• SINGLE HOPE-CITRA [Hazy Pale Ale] 5.0%
• 祭鳥 [Hoppy Saison] 5.0%
• 撫子 [Brut IPA] 7.0%

「ドリンカブルなビール」（=クセがなくて飲みやすいビール）というだけあって、アルコール度数は「撫子」以外は結構低め。

高度数クラフトビール好きとしてはどうかしら…と思ったけれど、どのクラフトビールもクリアで味に個性があってなかなか楽しい！個人的には「三周祭」が飲みやすいながらもしっかり味が濃くて、でも苦みもあって好きかも。

手軽な「祭風フード」でクラフトビールも進む！

『MATSURI BREWING（祭醸造）』のフードは、すべて350円（税込）！ちょっとお祭りっぽいラインナップがワクワクさせます。

手軽に楽しむクラフトビールにぴったり

私たちが選んだのは、「ピリ辛ジャイアントコーン」、「カマンベールチーズ」、「サラミ」です。

MATSURI BREWING／祭醸造のオリジナルグッズ

少し驚いた（そして「えー」と思った）のは、『MATSURI BREWING（祭醸造）』はクラフトビール屋…しかも「タップルーム」には珍しくチャージ料があるのです。

それでお通し（本日の小鉢）があるのですが、「玉子焼き」、結構美味しかったので、「まぁいいか…」という気分に即なりました（笑）。

MATSURI BREWING／祭醸造オリジナルクラフトビール、残りの3タップ（左のビールがとても白く見えますが、これは写真の加減です…）

あっと言う間に3人で5杯開けてしまったので、最後の3タップもいただきます！

• 浪漫 [Golden Ale] 5.0%
• 柳黒 [Stout] 6.0%
• 門出 [Pale Ale] 5.5%

先ほどの5杯と違って、まったく色の異なる、どれも味に特徴があって飲み比べがとても楽しい3種類です。

久しぶりにスタウトをいただいたのですが、きちんとチョコレートっぽさがあるけれど、重すぎず…「ドリンカブルな」と謳っているブルワリーらしい、スタウトだなと思いました。

醸造設備はよく見えなかったけれど、壁の色に銀のタンクが映える！

実はクラフトビール以外にも気になったメニューがある…

この日は手を出さなかったけれど、実は気になっていたメニューがあります。それは…「濃厚甘熟バナナスムージー」と「りんご飴」（どちらも550円）。

軽く飲むのみちょうどよいクラフトビール屋さんなので、飲めない人とふらっと来てもいいかもなぁ…とちょっと思いました（笑）。

MATSURI BREWING／祭醸造のクラフトビールもそれ以外のクラフトビールもあります

『MATSURI BREWING（祭醸造）』のボトルも、ほかのブルワリーの缶も売っているし、『BEER TO GO』（ドラフトを缶に詰めてテイクアウトできる）もできるので、きっと「浦安三社例大祭」のときは大賑わいなんだろうなぁ…なんて想像しつつ、後ろ髪を引かれながらお店を出ました。

ごちそうさまでした！

MATSURI BREWING／祭醸造はこちらの黒い看板が目印