ロティズ・ハウス（Roti’s House）イクスピアリのブルワリー地ビール＆炙り焼き＠千葉, 舞浜

千葉にある夢の国『東京ディズニーランド』の横にある商業施設『イクスピアリ』。そんな場所柄故か、今まで一人では行ったことがなかったブルワー「ハーヴェスト・ムーン」のクラフトビールが飲める『ロティズ・ハウス（Roti’s House）に、『アジア・ビアカップ2017』で受賞したビールがなくならないうちに…と、行ってきました。

ひとりではどきどき？ディズニーランドの一部？ブルワリー ハーヴェスト・ムーンのクラフトビールが楽しめるビアレストラン

ロティズ・ハウスは今まで何度も来たことがありますが、大抵、クラフトビール好きの友達3、4人か家族と、でした。お店自体がとても広いのと、飲み物・食べ物共にメニューが豊富なのでどの世代と来ても楽しめるのが良いところです。

しかもディズニーランドの隣にある商業施設『イクスピアリ』の4階ににあることから、自然とディズニー帰りのカップルやグループが多く来訪しています。そんな客層のためか最悪なことに（？）カウンターもなく…今まで飲みたいビールはあっても行こうとは思わなかったのでした。

さて、颯爽とエスカレーターを4階まで上がって一番奥まで（映画館の上辺り）歩くと立派な入り口のロティズ・ハウスがあります。手前にテラス席もありますが、まだ夜は涼しく希望が無いのか、椅子がテーブルに上がったまま。下しておくと休憩する人がいるからか…もしれませんが、ちょっとムードが残念な感じ。

入り口にいる担当の方に「一人です」と声をかけ、お店の奥へ案内をしてもらいました。店内は結婚式の2次会などにもよく利用されるため、家のようにも見える仕切りでいくつもブロック化されています（便宜上、個室と呼びます）。私が通されたのは個室と個室をつなぐ通路のようなエリアで7テーブルほどのスペースでした。すでに周りにはカップル一組、女性二人組、男性二人組が食事をしています。

もともと二人用にセッティングされている4人座れる丸テーブルの壁側（正確には個室との仕切りになっている窓）に座り、すでに決まっていた注文を伝えます。うん、思っていたよりも居心地も悪くなく、人の視線も気にならないぞ…と思えたのは、テーブルがほどよく離れているのと、満席ではなかったこと、そして隣が男性の二人組だったからでしょうか…。

豊富なクラフトビールはテイスティングセットで！

ロティズ・ハウスでは醸造所「ハーヴェスト・ムーン」の5種類の定番クラフトビールと、2種類ほどのシーズナルなクラフトビールが楽しめます。もし、初めて（いえ、初めてでなくてもオーダーしてしまうのですが）ならば、定番5種類のテイスティングセットがおすすめ！

最近は増えましたが、ワイングラス5つを美しく運べる＆並べられるホルダーでテーブルまでやってきます。テーブルの上にはその5つのビールの説明が書かれた紙がひかれ（残念ながら薄いので、すぐに汚れてしまい持ち帰る気にはならないのですが）、どのビールがどんな名前で、どんな特徴を持つかが一目でわかります。

木組みのグラスホルダーも最近よく見ますが、あれよりもワイングラスの方が量が多いですし(笑)、テーブルに置いたあとは外して持っていっていただけるので、スペース的にもとてもスマートですね。

アジア・ビアカップ2017 受賞クラフトビールもテイスティングセットで！

もちろん、グラスで1杯ずつ注文してもいいのですが、まずは受賞ビールを堪能…ということで『「アジア・ビアカップ2017」受賞記念セット』の「受賞ビール飲み比べセット」（￥1,134　※2017年6月23日で終了）をオーダーしました。

• 金賞受賞　うめサワー
• 銀賞受賞　シュバルツ
• 銅賞受賞　ペールエール

金賞の『うめサワー』は高アルコールのバーレーワイン（英国がフランスワインに対抗して作ったと言われる、長期熟成が可能なビール）に南高梅をつけ込み、さらに1年以上熟成させたという、所謂「日本のメーカービール」にはない濃厚さがすばらしいクラフトビール。

梅酒を漬けるときにホワイトリカー（焼酎）ではなくブランデーで漬けるとコクも風味もすばらしいものになるのですが、それに似た趣を感じます。

酸味が効いているのにアルコール度数が高いということで好みは判れますが、ちょっと牛殺し的なビールですね(笑　甘くて美味しいのに酔っ払い易い)。

銀賞の『シュバルツ（Schwarz）』はロティス・ハウスのレギュラービール。2015年の『インターナショナル・ビア・カップ』でも銅賞を取っている、ジャーマンスタイルのクラフトビールです。

黒いビールというと、濃厚で癖があって好みが分かれる…かと思いきや、このシュバルツは驚くほどスムースで飲みやすいコーヒー風味のお味です。

醸造所「ハーヴェスト・ムーン」のフラッグシップビールらしいのですが、苦みと甘みのバランスが良いので、黒ビール入門編としてとってもおすすめ。

銅賞の『ペールエール（Pale Ale）』もロティズ・ハウスとハーヴェスト・ムーンの定番ビールですが、英国の代表的ビール種だけあって、マイルドで飲みやすく、何杯でも飲みたくなるお味です。

ただ、久しぶりに飲んで思ったのですが、一般的なペールエールより、ちょっとしっかり目で味も濃いかもしれません。

うん、どれも美味しい！

必飲！季節限定のクラフトビール

せっかく久しぶりに来たので、季節のビールもいただいてしまいましょう！ということで、『スモークエール』と『ゆずレモン』（各￥572）もいただきました。

『スモークエール』はその名の通り、チップで燻製された麦芽をしようしたビールです。ハーヴェスト・ムーンのそれは、ドイツ産の桜チップで燻された麦芽だそうです。

因みに私は特に醸造に関する細かい知識は持ち合わせず、「美味しければオッケー！」というミーハークラフトビール愛好家なので、ラオホと違うのか、などは存じ上げませんが、スモーキーさが喉に優しく、とっても味わい深くて大好きなビールです。

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先に大好きな燻製ビールをいただいたために次の『ゆずレモン』はその実物以上にライトで爽やかな感じでした(笑)

アルコール度数も4.0と低めなので、ビールの苦みがちょっと苦手な方でも美味しくいただけるかもしれません。

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クラフトビールを使用したFish&Chips

さて、おつまみに頼んだのは私定番のフィッシュ＆チップスです。

衣には黒ビールのシュバルツが入っているそうで、ビール効果でサックリ！白身魚がふんわり！…を期待したのですが、ちょっと私の想像とは違ったな…というのが感想です。

モルトビネガーもレモンもついているし、チップス（フライドポテト）もしっかり太目タイプで美味しいのですが（しかもしょっぱ過ぎない！）、お魚はサックリ＆ふんわり感が少し足りなかった…味は良かったので残念でした。

でも、量もそこそこあるのに920円（税抜き）というのは、コスパが良いし、何よりもビールに合うのでまた今度トライします。

多すぎるかなぁと思いつつ、後から追加したのは「もちもち明太子inポテト」。明太子のクリームがポテト団子ですが、この手は失敗がないというか、ビールに合うというか…とても美味しく、ぺろっといただきました。

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ロティズ・ハウスで一人でゆったり飲むなら、平日の夜がおすすめ

結局、季節のビール2種を含む5種類いただいたので結構のんびりしていたと思います。のんびりできてしまうものですね…。

しばらくしたらまた男性の二人組が着席したり、カップルが出た後に私と同じく一人で女性がテイスティングセットを頼んだリと、意外と馴染める客層だと感じました。平日の夜だからでしょうか？

ロティズ・ハウスさんに言いたいのはひとつだけ！ブルワリーでこだわりのクラフトビールを出しているのだから、コアなクラフト／地ビールマニアも来ると思います。イメージ的に「一人ってどうかなぁ…」と迷う人もいるはず。

是非、カウンター席の導入を！お願いいたします！