日本の国民食とも言えるギョーザを
「もっと身近に、おいしく、楽しんで食べてほしい」という
私たちの想いを楽しんでいただけるイベントを開催します。
・・・異議なし!
家庭のカレーも国民食ですけれど、お母さんの作る餃子も日本の国民食ですよね。(私は餃子とビールの組み合わせが大好きなのです!特に母の作った餃子が大好物!)
そんな、家庭の餃子が大好きで、冷凍餃子をほとんど食べたことのない私が、わざわざ並び、ホームの上で冷凍餃子を焼いてきました!
両国駅、幻の3番ホームとは
総武線で両国駅を通過したことがある方は「あれ?」って思ったことがあるかもしれません。両国駅には – 都会のど真ん中なのに – 使われていないホームがあります。
古くは、総武快速線の団体列車や特急列車が発着していた3番ホーム。世の中が変わり東京駅への直通が増えるなどして両国駅の役割は縮小され、それでも2010年3月までは、旅客ではないのですが内房・外房線沿線の新聞販売店や主要駅のキヨスク向けに夕刊を発送する新聞輸送列車が定期列車として1日1本、このホームから発車していたそうです。
現在では「幻のホーム」と呼ばれており、臨時列車の発着や、その予定がないときにはイベント会場として使われています。
そんな両国駅の歴史は、3番ホームへと続く通路「両国ステーションギャラリー」で垣間見ることができます(行列に並んでいる間に、交代で見てもいいかも)。
その「両国ステーションギャラリー」は現在、「ギョーザステーション」に来たお客さんの待ちの行列ができています。私が訪れたのは仕事が終わってから、水曜日の19時前。スタッフさんの手には「3時間待ち」と書かれたボードが握られていました。「3時間」予想でしたが、実際は2時間ほどでテーブルに着くことができました。
少しずつ通路を前進していくと、これまた少しずつ、ホームの屋根が見えてくるんですよね。貞子が近づいてくるバリにわくわくどきどきしながら待ちました。冷やした缶ビールを保冷バックに入れて持参したので、それを飲みながら、久しぶりに会う友だちと話をしながらだったので、実際の時間より早く順番が来た感覚です。
一番前になったときは、もう、すごい嬉しかった!
祝45周年!冷凍餃子を味の素の調味料で楽しもう
カンタンにギョーザステーションのフローを説明すると、
- 並ぶ
- 席につく。テーブル上の注文シートに、飲み物や餃子の個数などを書き込む
- 入り口近くにあるキャッシャーで注文シートを渡し、お金を払い商品を受け取る
- テーブルで焼く(美味しい焼き方を書いたシートが全テーブル設置)
- 食べて・飲む
- 空きビンやゴミなどをキャッシャー近くにあるゴミ箱に捨てて、ホームを後にする
になります。テーブルは4人掛けなのですが、5人で椅子を増やしてテーブルを囲んでいるグループもありましたので、椅子が余っていれば6人ぐらいまでならいけそうです。
ワイワイと楽しくやりたいところですが、私のおススメは2人か3人です。なぜなら、餃子はバクバク食べるもの…焼きあがった途端にすごい勢いでなくなっていきます。テーブルの上には、焼き方を書いたシートのほか、コンロ、フライパン、砂時計、栓抜き、調味料、大皿・小皿など、必要なものはすべてそろっています。
最初にいただくのは、450円のスターターセット。飲み物(瓶ビール(中)、瓶ウーロン茶、缶チューハイなど)と12個入りの「ギョーザ」が付いています。餃子も飲み物も追加できて、餃子は12個入りが300円、瓶ビール(中)が350円でした(すべて内税)。
味の素の「ギョーザ」(12個入り)を価格.comで調べると、税込みで260円から355円でしたので、飲み物にもよりますがスターターセットはかなりお得な気がします(1回限りの注文しかできませんが)。追加の餃子は、ガス代・調味料代と考えれば…まぁ、そんな感じで(どんな感じだ?ま、いっか、みたいな感じかな)。
冷凍餃子を食べ慣れていないので、油をひかないのも何か不思議な気がしましたが、テーブルの上にあった「ギョーザの焼き方」通りに焼いたら、想像以上に美味しかったです(もちろん、母の餃子にはかないません)。焼きに失敗が無いのがすごい。
小皿と調味料が色々あるので、普段通りの「醤油」×「お酢」×「ラー油」と、友人おススメの「胡椒」×「お酢」をそれぞれ小皿に取りタレにしました。マヨネーズなどもあったので、最初は色々やってみるつもりだったのですが、初体験の「胡椒」×「お酢」がことのほか美味しくて、結局この2種類ですべてを食べてしまいました。時折聞こえる「ガタン ガタン」という音が、微妙に乗り鉄が入っている私としては楽しく、また上に位置する2番ホームに停まる総武線各駅停車で千葉方面に向かう乗客の皆さんの視線すら、「駅のホームで食べる」ということのスパイスのようでした。
冷凍餃子に2時間並ぶ。酔狂?それとも…
さて、「ギョーザステーション」に行く前と行った後に、会社やFacebookで話題にしたのですが、人により反応はさまざま。それはそうですよね、近くのお店で手間なく購入できる味の素の冷凍餃子を、わざわざ2時間も並んで、しかも自分で焼いて食べてくるわけです。
「費用対効果が悪い」だの、「ないわ~」だの多くのネガティブ発言がありました。
でも、私は行くのには迷いはありませんでした。だって、普通、駅のホームで餃子焼くなんて体験できます?電車の中から好奇の目で見られたりします?提灯が行儀よく並んだホームで、友達と楽しくおしゃべりしながら、電車の音を聞きながらお酒飲めます?
なんか、ここまで書くとちょっと変態じみていますが、私は味の素の冷凍餃子を食べるという行為以外の事に魅力を感じて2時間並び、そして満足して両国から帰路についたのです。
商売柄、プロモーションや体験すること自体に興味があるから結構なんでも楽しめるのですが、今回は大好きな「餃子」×「ビール」を、暑い中並んで待ちに待って食べられる嬉しさと(空腹は最高の調味料…)、さらに駅のホームと電車の音という乗り鉄嗜好を満たすシチュエーションで、想像以上に楽しめてしまったのでした。
もちろん、みんながみんな楽しめるというわけでは無いと思います。でも、自分の中の好奇心と餃子愛、そして時間と折り合いが付いたら、試しに行ってみるのも悪くないかもしれません。実はそれ以外にも楽しみがあって…
あまり冷凍って食べたことがないので、今度同じ冷凍餃子を家で焼いてみて、両国駅幻の3番線ホームでの満足度と何が違うかに興味があるんです。
いやもう、ある意味、完全に変態です(笑)
でも、こんな感じで各地の廃線駅でビアガーデンでもやったら楽しそう!
残り少ないですが…ギョーザステーション攻略法
ギョーザステーションは7月14日(金)から28日(金)までの開催ですので、今日(20日)で半分が終わってしまいました。でも、私の友人もこれから行くというので、簡単に攻略法をまとめておきます。※あくまでも、19日現在の情報でまとめてあります。20日以降は変更があるかもしれませんので、ご了承ください
- 持ち込み不可ですが、並んでいる間はOKとのこと。スタッフの方に質問したところ、むしろ暑いから是非飲み物を…ということでした。私は冷やしたビールを持って行って飲んでました(笑)
- 19時少し前に並び始めたとき、3時間待ちと言われました。「両国ステーションギャラリー」の入り口から2mぐらいのところから並びました。実際は2時間弱でテーブルへ
- 一人でも並んでいればOKなので、友達と協力を(すごく苦情を言っているおひとりさまの女性がいましたが、相席にはしないので、あまり不公平感は無かったです)
- ベストは2人もしくは4人まで
- 45分交代制です。夜遅い時間だったせいか強制ではなかったですが、早い時間で行列ができていたら強制かもしれません。要領よく次々焼くのがポイント
- フライパンには12個パックが2つ(24個)入ります。焼くのにだいたい10分ぐらいかかります
- グッズのうちわは8時過ぎにはなくなっていたので、並ぶときに必ずゲットしましょう
- 空席ができたのは9時半頃からだったと記憶しています(LO早いので要注意)
両国駅幻の3番ホーム ギョーザステーションの私的評価
- おひとりさま度
- ★☆☆☆☆ちょっと辛いかも。でも、3人ぐらい見かけました
- 飲み物の種類
- ★☆☆☆☆まぁ、最低限ってことで
- 満足度
- ★★★★☆イベントとして、とても楽しめました!>おタクだからかな
- リピーター度
- ★★★☆☆また近場であれば…行くかな?
両国駅幻の3番ホーム ギョーザステーションの情報
- 公式サイト
- 味の素冷凍食品「ギョーザ」45周年記念コンテンツ!
- 期間
- 2017年7月14日(金)~2017年7月28日(金)
- 入場料
- なし ※ただし餃子と飲み物は有料です
- 禁煙/喫煙
- おそらく禁煙(駅のホームですし、灰皿が無かったから)
- 住所
- JR総武線両国駅3番ホーム上
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