会場は昨年と同じYahoo! LODGE。いつも、永田町のどこから出たらLODGEに行きやすいのか考えつつ、迷子になってようやく辿り着くキッチンもあるコワーキングスペースです。
私が仕事を終えて到着すると、すでにひとりひとりホヤ刺しを造っているところでした。
ホヤについては前回記事をご覧ください:#ほやラブ 今が旬の「ホヤ」。ホヤづくしの会で、宮城産の新鮮なホヤを知る・食べる!@ホヤナイト2017
ホヤを知り尽くしたほや男爵と、山内鮮魚店さんのレクチャー
このイベントは三陸沖で養殖されているホヤが2015年以降毎年大量廃棄されてしまっている状況を打破すべく、ホヤの認知度・消費量を高めるための個人レベルでの取り組みです。
昨年もお世話になった、ホヤを知り尽くしたほやほや学会の『ほや男爵』の亀田さんに加え、今年は新鮮なホヤを届けてくださる山内鮮魚店の山内さんが参加されました。
ほやの流通を促進する、ほやラバーズ倶楽部
ほやの流通のために頑張っているのはほやほや学会だけではありません!
『ほやラバーズ倶楽部』では、いろいろなほやイベントを仕掛け、ほやファンを増やす活動をされています。ほやの水揚げ体験など、ほやを美味しく楽しむ企画も。詳しくは『Facebook:ほや収穫体験ツアー in 雄勝 – ほやラバーズ俱楽部』をご覧ください。
ホヤのさばき方は実戦で!ホヤづくし&持ち込みのお酒で楽しくホヤを知る・味わう
この会の特長としては、一人ひとつは必ず自分でホヤをさばくということでしょうか。正直、完全な素人(中には料理をほとんどしない人も?!)ひとりひとりに、美味しく食べられるようにさばき方を教えるのは骨が折れると思うのですが…とても親切に教えてくださいます。
私の記憶では、昨年は結構難しいなぁと感じた(上の動画のような方法)のですが、今回、山内さんに教えていただいた方法はもっとカンタンだと思えました。ホヤに手を突っ込んで身を抜いて、くるっと…ということをせず、プラス、マイナス、石づきの順で落としたら真ん中ですぱっと。無理なく身を皮から剥がすことができ、以前より周囲を水浸しにしないですみました。
昨年は短冊に切りましたが、今回は色々な食感を楽しめるという乱切りに。乱切りのお陰で、不格好さが少し隠せたような気がします。
私は日本酒の『スパークリングDRY澪』を持って行ったのですが、まず調理しながらだろうから軽くビールも飲もうとクラフトビールを2缶持って行きました。正直、生のホヤにクラフトビールの苦み、特にIPAは合わなかった(泣)。なので、日本酒か焼酎が失敗がないのではないかと思われます。
次々と出てくるホヤ料理。オイル系調理方法がお気に入り
私たちがせっせと食べている間も、主催者である『東京ビアガーデン情報館』の和田さんの手は止まることがありません。写真を撮影しつつ、でも食いっぱぐれないよう周囲の気配に敏感に反応しつつ、近くの方々と会話しつつ楽しく試食しました。
ホヤは5月から水揚げがはじまり、一番美味しいのが8月頃だそう。その一番美味しい時期を狙って冷凍加工するので、冷凍ホヤも美味しいのだとか。山内鮮魚店の『三陸産殻付 生ホヤ』は8月中順頃まで発送が可能なようなので、美味しい時期を逃さず楽しむ感じですね!
色々な料理がありましたが、全体的にオイルで料理して、甘味が増した状態のほうが私の好みのようです。そのほうがクラフトビールにも合った…というのもあります? 天ぷらとかも美味しそうだなぁ…とか、まだ見ぬ天ぷらに思いを馳せてみたり(笑)
大盛況だったホヤナイト。みなさん、ありがとうございました!
みなさんのお酒を少しずついただきながら、生、冷凍、煮た、焼いたホヤを楽しむことができました。一度食べて「ダメだ」と思われた方も、食わず嫌いの方もいるかとは思いますが、さまざまな調理方法の中にはお好みのものがあるのではないでしょうか。
メインのシーズンになると関東のスーパーなどでも殻付きホヤが売っているそうですが、美味しさに鮮度は絶対条件なので、三陸産のぴっちぴちのホヤを取り寄せたいところ。
新鮮なホヤやさまざまな調味料、事前の準備はもちろんのこと、主催者の細やかな配慮や参加者全員の気配りがあっての楽しいイベントだったと思います。和田さん、みなさん、ありがとうございました!