札幌の街に一番近いスキー場『ばんけいスキー場』で毎年開催されている、『札幌クラフトビアフォレスト』をご存知ですか?
最新はこちら:【2019年版】札幌のクラフトビールはここで楽しむ!サッポロクラフトビアフォレスト
私は2014年、仕事でかなりのストレスを感じていたとき偶然このイベントを知り、突如出かけたのをきっかけに、「夏休み第1回目」と勝手に決めて毎年参加しています。2017年の今年、7月8日・9日開催で4回目となりました。思えば、2014年は快晴の下、かなり空いていて快適でした。この年はおひとりさまです。「一人でビアフェス行くのか!?」って驚かれる方もいるかもしれませんが、いや、意外に…悪くないです。
とか言いつつ、2015年と2016年は札幌に住む友達と参加。2年続けて大雨に当たり、寒いは濡れるわで結構大変でした。
そして、今年はじめて開催1日目にまたおひとりさまで出かけていきました。参加ブルワーもフードブースも増え、人出も増え…とは言え、だいたいコツが解ってきたので、来年の5回目のために『攻略法』を記録しておこうと思います。
※2014年から2017年までのイベント概要に沿った内容です。来年以降は変更となる可能性もありますのでご了承ください
攻略その1:札幌クラフトビアフォレストのチケットは前売り券で
どの前売り券を買うべき?
『札幌クラフトビアフォレスト』のチケットは、現地札幌の提携ビアバー(というより、実行委員会)とローチケなどコンビニ(遠方者向け)で購入することができます。
札幌クラフトビアフォレストは前売り券がお得です。
- グラス付前売券 ¥3,000(税込)前売特典:ビールチケット6枚+オリジナルグラス+エコバッグ
無くなるまで&期間限定販売 - 通常の前売券 ¥3,000(税込)前売特典:ビールチケット7枚+リユースプラカップ付(現地で100円で販売しているもの)
- 当日券 入場無料 ビールチケット1杯/¥500(税込) リユースプラカップ/¥100(税込)
注意したいのは、会場内でのクラフトビールは指定の容器(ガラス製のグラスかリユースプラカップ)にしか注いでいただけないということ。前売り券にはどちらかが付いていますので面倒がありません。当日券は別途リユースプラカップを購入します。
また、6杯、7杯で足りない方(!)も、当日のビールチケットを1枚ずつ購入することができるので、状況に合わせて飲む量を調節することができます。
通常の前売り券のビール1杯分は税込み約414円になるので、当日券より大分お得ですね。
「グラス付き」については賛否両論あるようですが、私は記念品として購入しています。
不評な理由ですが…重すぎるという意見は多く聞かれます。私もそう思います。だから自宅では使っていません(笑)。でも、軽くしようとするとグラスって高くなりますし、逆に酔っ払いが多く行きかう狭い通路や斜面を持って歩くことを考えると、ある程度の丈夫さはあったほうが良いとの、運営側の判断かもしれません。グラスの値段は解りませんが、私のノベルティ制作の経験では100ロットで350円前後ぐらいでしょうか。ロット数は100じゃすまないでしょうから、300円(税込み)だとして、チケット情報にもともとなかったエコバックを除いたら1ビールチケット450円(税込み)程度でしょうか。
通常前売り券よりは割高なものの、記念品がついて当日券よりお安いので、やはりお得と言えましょうか。
去年まで無かったエコバッグが付いたのは、どういう事情なんでしょう…ちょっと気になる。
複数人でグラス付きと通常の前売り券、両方を購入している方もいらっしゃいました。12杯飲めなくても、仲間と分け合うのはありですよね!
会場に着いたらまず、前売り券をビールチケットに引き換える
ばんけいスキー場の階段と坂道をえっちらと登ったら、まずはロッジ右横(登ってきた坂道の上)のテントに向かいます。
前売り券でそのまま入るのではなく、このテント(引き換えブース)に並び、グラス付きの人は中に6枚のチケットとエコバッグが入ったグラスを受け取ります。このエコバックはチケットと一緒にグラスに無理なく収まるほど薄く可愛いサイズのものです。
グラスには木のおやじ(名前あるんだろうか…4回通っても分からない)がいませんでしたが、エコバッグにはプリントされています。
私個人としては一緒にビールリストも渡して欲しかったなぁと。というのも、どこでもらったらいいか分からなかったからです。事前に手に入れられたら本当はいいのでしょうけれど…。その日何が飲めるかは、運を天に任せ引き換えブースや当日券購入場所で手に入れましょう。
ブースに並んでいる人のチケットを見たところ、圧倒的に現地の店舗で購入したものでした。たんに現地の方が多いのか、遠方の人は危険だから前売りを購入しないのか…。
スタッフさんが「紫のチケットの方は右へ並んでください!」とアナウンスしていたのですが、私のチケットは無味乾燥なローソンのチケット。「紫って何?!」とどちらに並んでいいか分からずあたふたしていたら、「あ…紫のチケットとグラス付きチケットの方が右。7枚チケットの方が左です!」と追加でアナウンス。
人の声は途切れることもあるので、誘導のロープを張ったり、その手前に券種を書いたポールを立てておくなどの工夫があると、スタッフの方の手間も省けるのではないでしょうか(初日のオープン前だったからかもしれませんが、かなりの混乱ぶり)。
攻略その2:ばんけいスキー場へは無料で行きたければ早めに、行列を見たら路線バスを使う!
話は少し戻って、最寄りの駅である円山公園駅から、札幌クラフトビアフォレスト会場である、ばんけいスキー場へのアクセスについて。車でも30分以上かかるのと、途中の山道に歩道がないので歩いていく考えは捨てたほうが良いでしょう(実は、今年少し考えました…)。
ばんけいスキー場までの無料送迎バス
過去2回は大雨の2日目だったこともあり、クラフトビールを売り始める1時間前(2日目は11時スタートのため、バスは10時)から運行される無料送迎バスは10時から10時半ぐらいまでに並べば、余裕で乗れている状態でした。スタッフのお兄さんたちがみな酷く濡れていたのを覚えています。結構、肌寒い日でした。
でも、今年は初日にしたせいか、もしくは晴れだからか、オープン45分前ほどに円山公園駅のバスターミナルについたら、人・人・人の長蛇の列!バスが走り始める12時(初日は13時スタート)に来ても行列はできていたのではないでしょうか?
円山公園駅のホームからバスターミナルに向けて地下道を5分ほど歩いたら、無料送迎バスの向かい側、バスターミナルの中(1階)に出ます。外を見て無料送迎バスの行列を確認したら、さっと路線バスに切り替えましょう。
路線バスでも
そのためにも、往復の路線バスの時刻表は必須です。路線バスはバスターミナルのロビーから出て、すぐ左にありました(無料送迎バスの先頭は出て右方面)。座れるだろうな、と思う程度の列なら時は金なり、迷わず並びましょう。ばんけいスキー場まで210円です(乗車時間は若干長くなると思われます)。
実際、バスが走り始めて無料送迎バスの行列を再度見たら、細い道路を渡って次のブロックまで続いていました。長い!!
攻略その3:札幌クラフトビアフォレストの必需品。要領よく、そして正しく行こう!
SAPPORO CRAFTBEER FOREST(サッポロクラフトビアフォレスト)の私的必需品
- 雨具と防寒着
今年のように晴れが約束されたような天気でも、突然の雨や気温低下に備えてもって行きましょう。特に夜までいる方は注意! - ピクニックマット/日よけテント
雨が降りそうなら早めに、ロッジの奥に広がる設置されているテントを確保したほうがよさそうですが、晴れなら芝生の上でピクニックマットや日よけテントで楽しむのもおススメです。
後から来た人が処狭しと通路など気にせずマットをひいてしまうので、多少余裕をもった場所確保がよさそうです。
ただし、日陰に座りたいのはみな同じなので、過剰な面積の確保や前方のテント設置(傾斜があっても視界の邪魔になるので。特にステージ前はNG)は遠慮しましょう。 - 水
基本、飲食物の持ち込みは禁止ですが、過去には自販機の水がすべて売り切れていたこともありました。ビールを飲んだらそのカップに水を入れ、ゆすぎながら飲む…ぐらいのほうが健康にもよさそうです。
※運営が水を許可しているのかは確認できませんでしたので、自己責任で - ウェットティッシュ
これはアウトドアの必需品ってことで。食べ物もありますし、ビールはアルコールですのでこぼしたらべとべと。 - トレイ(お盆)
これが意外に役立ちます!私が持っていったのは、紙皿1枚と1つのグラスと2つのプラカップがぎりぎりのる大きさです。グラスはさほど大きくないので、すぐに飲み終わってしまいそうな人にはかなり便利。
グラスを指す穴を空けた天板をカメラの三脚に付けている兵もおりました。(私も何か考えよう・・・) - 折り畳みチェア
地べたに座ると足腰が痛い方は必須です。備え付けのテントは今年からかなり椅子が増えていましたので(2015年・2016年にはかなり辛い状態でした)、早めに場所取りをすれば楽かもしれません。芝生を楽しみたい人は、逆にわざと傾斜があるところを選ぶと負担が軽いです(ただし、グラスの置き場所に困ります…)。 - 余分のカトラリー
どうしても屋外で楽しく食べていると、食器やカトラリーを落とす人がいます。またもらいに行くのは面倒なので。箸がやっぱり便利。 - 日傘・帽子・首に巻けるタオルなど
とにかく暑いので!日焼けしたくない人は、タオルもファッションの一部にしちゃいましょう!
やるべきこと、やってはいけないこと
- 必ず公式サイトは隅から隅まで読みましょう!
- 会場内への食べ物・飲み物の持ち込みは禁止です。(公式サイトに赤字で記述がありました)
「皆でやれば怖くない」なのか、知らないのかは解りませんが、市販のビールや食べ物を大量に持ち込んでいる団体が目の前にいました。飲酒年齢としては褒められるものではありません。 - 場所取りは通路も考えましょう。
日陰に集中しますが、スペースをまったく空けずにマットを引くと、移動がとてもしにくくなります。テントは視界を遮ってしまうので敷地の端にしましょう。 - 酔いどれど、マナーを忘れず。
他の人の場所を脅かしたり、急に向きを変えて人にぶつかったり。私がびっくりしたのは、私の伸ばしている足だけでなくトレイに置いた食べ物・ビールを平気で跨いでいく人がいました。お酒が入っても、仲間以外とは適度な距離と礼儀を忘れないようにしましょう。 - 譲り合いの精神も忘れずに。
クラフトビールを注ぎに行くとき、どうしても狭い通路や階段で入る人と出る人がすれ違うことになります。なかなか途切れず待っていると、後ろから苛立ちの声が聞こえてきたり…お互い譲りあいたいですね。(ロッジの階段は2つあるので、INとOUTで分ければいいと思うのですが…分けても気づかないかな?) - お子さまにマナーの説明を。
場所が場所だけに、お子さま連れを多くみかけます。楽しそうにブランコで遊んでいるお子さまを見て私も和んでおりましたが…いきなり走り出す・止まる・向きを変えるはお子さまの専売特許!誰も止めることができません。
誰かのビールをひっくり返したり、服を汚したり、お子さま自身がビールをかぶったり…は洒落にならないので、是非保護者の方が、「遊んでいい場所」「入るべきではない場所」「その他の注意事項」を話してあげて、楽しい休日になるようにしてあげてください。(大人が如何に注意しても限界があります・泣) - 飲みすぎには注意しましょう!(同量の水を飲むと酔わないって、本当?)
攻略その4:おひとりさまでも無問題?!大自然の中だからこその、開放感を楽しもう
結論としては、私はおひとりさまでも十分に楽しむことができました。プラカップ/グラス1杯はすぐに無くなってしまうので、プラカップを2つ追加で購入し、まずはおつまみ(ラムとまぜそば)を購入、トレイの余った場所にビールチケットを1枚ずつ切って置いて、その上にグラスを並べました。お目当てのブルワーの前でグラスとチケットを渡し、順番にトレイの上に載せ、3種類のビール(2種類でも良かったかな)を持ってピクニックマットに戻ります。ビールを飲みながら写真を撮ったりSNSを更新したり、周囲を眺めたり。もうちょっとマットが広ければ、寝転がって本を読むのも良かったかな。
ただ、数人でいたほうが色々な種類のビールや料理が楽しめるので、「もっといい」のは間違いないかもしれませんね。ロッジの中ではライブをしたり、地物野菜を販売していたりするので、こちらを覗いてみるのもおススメです(ライブは外にもスピーカーで流されます)。
さて、2018年はどうなることでしょう!今から楽しみ!
最後に、以下私のいただいたクラフトビールです。ブルワーの皆さん、ありがとうございました。とても美味しかったです!
- ニセコビール ロゼビール
- HO-BO 生活のラガー
- KYOTO 夏の気まぐれ
- 富士桜高原麦酒 メルツェン
- うしとら マシマシの黒 ’16
- 月と太陽 滝川IPL 南斗獄屠拳
SAPPORO CRAFT BEER FOREST(サッポロクラフトビアフォレスト) 2017の私的評価
- おひとりさま度
- ★☆☆☆☆多くの人は気おくれしちゃいますね。自然を楽しんでみましょう!
- ビールの種類
- ★★★★★限定ビールもあり!全部はとても飲めません!
- お料理
- ★★☆☆☆年々増えていますが、まだオペレーション的に不安なところも
- リピーター度
- ★★★★★多分、当分毎年行く気がしています
SAPPORO CRAFT BEER FOREST(サッポロクラフトビアフォレスト) 2017の情報
- 公式サイト
- SAPPORO CRAFT BEER FOREST 2017(公式)
- タップ数
- 参加ブルワリー24社×常時3種類のタップです(どれが飲めるかはタイミング次第!)
- 禁煙/喫煙
- 屋外で人も多いので、指定の喫煙所で吸いましょう
- 住所
- 〒064-0945 北海道札幌市中央区盤渓410-1
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