トレッキング客多し！古民家が楽しいビアカフェ バテレでクラフトビール

以前からクラフトビール関連の雑誌などで紹介されており、興味が尽きなかった『ビアカフェ バテレ』（VERTERE）。自宅から3時間以上かけて見参しました！

この日は大人の遠足…つまりクラフトビール屋を周る日帰り旅行を友人と楽しんでいたのですが、その一軒目として『ビアカフェ バテレ』（VERTERE）は最高のクラフトビール体験を提供してくれたのでした！

ちょっと祖母の家を思い出す（笑）オーナーが改築したバテレの店内

先ほどの黒板に「2軒目」とあるのに妙に遠く思えるのは…1軒、1軒が広いからだ！流石、奥多摩！…など思いつつ、雰囲気ある日本家屋の門をくぐりました。

入るとすぐに普通の民家の玄関と思しき、半間ほどのスライドドアがあります。「お邪魔しま～す」と中に入り土足のまま1段室内へと上がります。

古い民家を改造したというのは知っていたので、なんとなく頭の中でイメージしていましたが、天井を抜いたため目立つ梁や柱が深いブラウン、壁が白と、好きなインテリア要素が満載！楽しいです。

店内はほぼ満席状態。2つの予約席に以外はすでに大量のビールと料理がテーブルに載っており、アクティブな恰好をしたグループ、食事に来た都会ルックのカップルなど、老若男女が歓談しつつクラフトビールを手にしています。

都内の素敵リノベ案件とは違い、無骨さや生活感があるところもちょっと素敵です。

なんとすべてオリジナル！バテレのクラフトビールを堪能

予約席に通していただいて荷物を置き（真ん中のテーブルだったので、荷物を置く場所に困った…）、素敵なタップとカウンター、そしてメニューの黒板を眺めます。10のタップはすべて『バテレ』（VERTERE）のオリジナル。いつのまにこんなに造るようになったんだ！と驚きます。

テーブルの上にもクラフトビールのメニューはあるのですが、「ビールタイプ」が書いていなかったのがちょっと不便でした。逆にビールに関するコメントがあるのは嬉しいですね。

さて、大人の遠足のお約束…ということで、まずはオリジナルビール第1弾！

• Autum Cream [VETERE] 5.1% Mild Ale
• Weizen [VETERE] 5.5% Wizen
• Kottbusser [VETERE] 4.6% Kottbusser
• Hefey Wit [VETERE] 5.9% Hazy IPA
• Marshall Porter [VETERE] 5.0% Poter

毎回、そのビアバー（ブルワリー）のオリジナルをメニューの上から並べているのですが、流石にパイント×10種類は、3人とはいえ一軒目で大丈夫か…？ということで、まず5種類。比較的度数は低め。

残念ながら奥多摩で作っているというホップで仕込まれたビールはありませんでしたが、全体的に言えるのは、とてもクリアで奇麗なクラフトビールだな、ということ。マイクロブルワリーは勉強しつつ美味しくなっていくお店も多い印象ですが（それはそれで楽しい）、『VERTERE』（バテレ）は初期段階はもう終わっている感じでしょうか。都内のビアバーでタップオーバーイベント（そのお店のタップがすべて1つのブルワリーになる）が開催されるのもうなづけます。

この中ではヘイジーIPAの『Hefey Wit』が一番自分好みでした。

• Cestrum [VETERE] 6.1% Hazy IPA
• La France Pear Saison [VETERE] 6.8% Fruits Saison
• Dukkla Hammer [VETERE] 6.7% West Coast IPA
• Persicaria [VETERE] 6.7% Saison
• Kimini Ale [VETERE] 6.3% American Pale Ale

「残りもいっちゃう？！」と言いつつも、念のため最後の2つはグラスサイズで。この中ではフルーツビールの割に度数が高めの『La France Pear Saison』と、私の中のアメリカンペールエールっぽくない『Kimini Ale』がお気に入りです。

余談ですが、テーブルがボビン（糸巻き）のようなものなので穴が開いているわ（穴からパイントグラスは落ちません。試しました！）、ネジがあるわ、ガタガタしているわで奇麗に並べるのが至難のワザ（笑）

フィッシュ＆チップスはカラっと！ピザはパリっと！

ランチメニューがあるため、「しっかりとしたご飯はいらない。でも、美味しい調理してあるつまみが食べたい」という我がまま呑兵衛にとってはフードの種類は少なめに感じますが、『フィッシュ＆チップス』（700円税抜）があるのが個人的にはとても嬉しい！

モルトビネガーが無いのと、タルタルソースに特徴が無かったのが残念ですが、フライ自体はサクサクで美味しくポテトも太くて〇。

まだ1軒目だったので、ピザも食べようか、ということでオーダーしたのが

『生ハムのサラダのピザ』（1,000円税抜）は、私好みの薄いピザで皮はカリッと、でも生ハムや野菜の焼き具合がちょうどよく（焼きすぎていない）美味しいです。

飲んでいるうちにもう少し食べたくなって、『ポテトのカレーマヨピザ』（1,000円税抜）もオーダー。美味しいのですが、個人的には凝ったクラフトビールを何種類も飲んでいるときは、カレー風味はいらないなぁと。ピザがこの2種類しかなかったのでノーチョイスだったんですが、少し残念。

奥多摩の自然散策の後に寄ったら、また違う美味しさが味わえるかも？

最初はもっと早く次の目的地に移動する予定だったのですが、『VETERE』のクラフトビールがあまりにも美味しくて、全種類飲みたくて、予定の電車を変更して結局、のんびりと2時間滞在させていただきました。明るい自然光で見るクラフトビールは美しく、とても美味しくて…。

私が『ビアカフェ バテレ』（VERTERE）を知ったのは、「キャンプを楽しめて、ついでに普段行かないようなところにあるブルワリーを楽しめないか」と検索していたときでした。その後、クラフトビール関連のフリーペーパーやクラウドファンディングなどで見かけ興味が高まって行きましたが、今度は初志貫徹、グラウラー（Growler・グロウラー）を持って奥多摩にキャンプをしに来たいです。