神奈川県｜強羅ブリュワリー（GORA Brewery& Grill）で温泉と楽しむクラフトビール@箱根

「お正月は温泉に行きたい！」という家族のリクエストに応えて、マイカーで箱根へ。1軒ぐらいはクラフトビールのお店に行きたいなぁ…と検索で辿り着いたのが『強羅ブリュワリー』（GORA Brewery& Grill）です。

お正月にOPNEしているのか不安でしたが、公式サイトの「無休」を信じて向かいます。

強羅駅に電車は止まらず。バスで向かう強羅ブリュワリー

2019年に猛威を振るった台風19号の影響で、箱根登山電車の箱根湯本駅から強羅駅間は運休の2020年のお正月。旅行客にどれだけ影響があるのか分かりませんが、芦ノ湖方面にある宿からバスに乗って向かったところ、各バス停で観光客が乗ったり降りたり。とは言え、「お正月だから」と身構えていた割には空いている感じです。

バスの乗り換えが嫌で、「二の平入り口」というバス停から歩くこと25分。最後の上り坂が結構しんどかったけれど、『強羅ブリュワリー』の素敵な外観に疲れも吹っ飛びます。到着したのは11時頃でした。

赤い木造りのお洒落な建物が目を惹きます。

建物の左側には小さなタンクが並ぶ醸造設備も。

ハッピーアワーでクラフトビールは500円（税別）！

「13時から16時まで　ハッピーアワー クラフトビール500円」の看板を見つつ「この時間じゃ安くないね、残念」などと考えながら寄って行くと、素敵なものが視界に飛び込みました。

こ、これは！！！

私の大好きな足湯でした。まだお湯があまり溜まっていない状態です。

入り口に掃除をしているスタッフの方がいたので覗き込むと「お店は13時からです」と。あれ？調べた媒体が悪かったっぽい。「公式サイトは13時になっています。ほかのサイトは知りません。」とちょっと冷たく言われた（ように感じました）ので、「では、改めて来ますので、13時から予約お願いします。」と一旦お店を後にしました。

大失敗。

強羅ブリュワリーのお向かいの景色は、ロゴにもなっている「大」の字が見えるお山です。

13時。改めて強羅ブリュワリーへ

2時間ほど近くの強羅公園で時間を潰し、再び『強羅ブリュワリー』へ。足湯もしっかり溜まっていますが、待ちきれず店内へ。

中央に太い柱があるモダンな店内。

『強羅ブリュワリー』の中は外観からの期待をハズさぬ、素晴らしい空間です。高い天井、真ん中にある柱、自然光がたっぷり入る（でも邪魔にならない）開口部、絵のような中庭風風景…通路が広いのもポイントが高いです。

座りやすい椅子とベンチシートのテーブル席。奥には個室も見えます。

カウンターの後ろは裏の風景が見える大きな窓になっています。たまに猫が通るのが見える（笑）

自家醸造のクラフトビールが4種類

『強羅ブリュワリー』は、あのロバート・デ・ニーロ氏とレストランを共同経営している（今も、どこが、は存じ上げませんが）ノブ・マツヒサ氏とコラボしたお店と言うことで、オープン時ちょっと話題になりました。雑誌などでもお見掛けしたかも。

それだけなら足を運ぶ理由にはならないのですが、インターナショナルビアカップで金賞を受賞した自家醸造のクラフトビールがあり、現在では4種類飲めるということで期待だらけのランチタイムです。

左から漆（URUSHI）、琥珀（KOHAKU）、黒帯（KURO-OBI）、RISING SUN IPA。

• 漆 URUSHI [GORA Brewery] BLOND ALE 5.5%
• 琥珀 KOHAKU [GORA Brewery] WHEAT BEER 5.0%
• 黒帯 KURO-OBI [GORA Brewery] STOUT 6.0%
• RISING SUN IPA [GORA Brewery] IPA 6.5%

通常は330mlのグラスが800円（税別）ですが、16時までは500円（税別）でいただけます。このサイズだと自家醸造で800円はちょっと高く感じる…ので、ランチタイムで正解かも。

小さめグラスですが、並べてみると美しい…。

ブロンドエール（一番手前）が妙に濁っているのが気になります。味もちょっと気が抜けた感じでぼさぼさしている…。どうやらこれは私の好みでは無いな…とほかの3種類も味見して、大好きなスタウトである『黒帯』を飲みながらお料理をいただきます。

見た目も麗しい料理が楽しい

さて、今回は4人での訪問なので、いつにも増してお料理はたっぷりと頂くことができました。

ごぼうチップス（800円税別）はかなり薄いスライスでカリッと揚がっています。美味！

小田原久野の有機野菜サラダ（1,300円税別）。自家製味噌パウダーは買って帰りたいぐらいでした。

彩も良く、器も素敵なので楽しい。次々とオーダーしたくなってしまいます。

合鴨と冬野菜のグリル 自家製トマトソース（2,400円税別）。鴨好きに好評！

NOBU スタイル フィッシュ＆チップス（1,800円税別）

大好きな『フィッシュ＆チップス』もありました。この日のお魚は姫鯛。結構脂がのっていたので一瞬タラかな？と思ったほどでした。モルトビネガーは無かったけれど、カレー塩やバルサミコを使ったソースなど3種類の味で頂くことができて、なかなか楽しい。

シーフードとトマトのセビーチェ（1,700円税別）は見かけよりもスパイシー。

伊達鶏の自家製レバームース（1,400円税別）。レバームースはレバーっぽさが結構あったので、パンの方が好評でした?

広いテーブルでのんびり。クラフトビールもお替り…がっ！

4人ですごい勢いで食べて、もちろんクラフトビールもお替りしてのんびりとランチタイムを過ごさせて頂きました。お料理は文句なく美味しいのですが、クラフトビールについてはまだまだ良くなる余地のあるところと感じました。

2回目の『漆 URUSHI』（ブロンドエール）です。あれ？？？！！！

と言うのはですね…「本当にあんな味なのか？」ともう一度飲んでみたくて『漆 URUSHI』をオーダーしたら、やってきたビールは1杯目のように濁っていませんでした。

私の「あれ？」という表情に反応するかのうようにスタッフの方が、「先ほどのはタンクの最後の一杯で…」と説明。そんな底にあるカスが入って濁ってしまったビールを出しちゃうの？ってちょっとびっくり。当然、2杯目の方が美味しいんですよね…。いくら安い時間帯だからって、酷い。。

最後は口直しにIPAをもう一杯。

コラボしたシェフが有名であろうと、ご飯がどんなに美味しかろうと、ブルワーと名のるからにはお客に出すビールのコンディションにはこだわって欲しいなぁという、ほかのブルワリーではなかなか無い経験をしたのでした。

残念だったけれど…箱根はまた来ることもあるだろうから、次回に期待します！

次に来たときのクラフトビールに期待したい。